- サングラスを買いたいけど選び方に困っている
- 調光レンズって何?ほかのレンズとの違いは?
- 実際に調光レンズを使っている人の声を聞きたい
こう考えている方はいませんか?
この記事では
- サングラスの種類と特徴や機能の違い
- 調光レンズの実際の使用レビュー
- 利用シーン別のおすすめのサングラス
以上を徹底解説していきます。
この記事を読めば、ご自身にあったサングラスを選ぶことができるようになること間違いありません!
ぜひ最後までお読みください。
主なサングラスの種類は5つ。違いや特徴を徹底解説
主なサングラスの種類と比較一覧表です。
まずは購入を検討しているものを中心にご覧ください。
特徴 | メリット | デメリット | おすすめの利用シーン | |
カラーレンズ(一般的なサングラス) | ・色付きのレンズ | ・安価なものも多い | ・視野が制限されることがある | ・ファッション性を高く日差しから目を守りたいとき |
調光レンズ | ・紫外線量に応じてレンズの色が変わる | ・1本2役でコストパフォーマンスが高い | ・車での使用は不向き・経年劣化する | ・サングラスと眼鏡を併用したいとき |
偏光レンズ | ・反射光やギラギラした光を軽減する | ・視界がクリアになる | ・熱や水分に弱い | ・車の運転をするとき |
調光偏光レンズ | ・調光レンズと偏光レンズの特徴を併せ持つ | ・様々な利用シーンに対応可能 | ・経年劣化する・価格が高い場合がある | ・調光レンズと偏光レンズの利用シーンにすべて当てはまる場合 |
ミラーレンズ | ・レンズが鏡のように反射加工されており、光の反射効果が高い | ・かなり強い日差しも抑えてくれる | ・高温に弱い・裏写りすることがある | ・リゾート地、アウトドア、スポーツ全般 |
ここからはそれぞれのサングラスをピックアップして詳しく解説していきます。
1.カラーレンズ(一般的なサングラス)
特徴と機能
名前の通り、黒やブラウン、パープルなどの色付きのレンズ。色がついていることで太陽光など目に入る光の量を抑えます。
サングラスと聞くと、まずはこのカラーレンズを思い浮かべるのではないでしょうか。生活の中でも気軽に取り入れられている、最も一般的なサングラスです。
メリット
- 価格帯が広く、安価なものも多い
- 多様なレンズカラーがあり、ファッションに合わせて選びやすい
デメリット
- 視野が制限されることがある
- 目元が見えづらく表情が読み取りにくい場合がある
2.調光レンズ
特徴と機能
紫外線量に反応してレンズの色が変わります。
レンズは室内にいるときは透明で紫外線量が多い屋外にでると色がつき(カラーレンズのようになる)、色が変化するまで数十秒~数分(濃くなる時は早く薄くなる時は遅い)かかります。
メリット
- 屋内と屋外を移動する際に、複数の眼鏡やサングラスを持ち歩く手間がなくなる
- 1本2役のため、コストパフォーマンスが高い
- 紫外線量に応じてレンズが適切な濃度に変化し目を紫外線から守ってくれる
- レンズカラーの選択肢が多く、ファッション性が高い
デメリット
- 紫外線カット効果のあるフロントガラスを使用している車を運転する際は色が変化しないことがある
※ただし、一部ブランドでは、可視光線でレンズの色が変化する商品も登場→車内での利用〇 - 気温が高いとレンズの色が十分に濃くならない場合がある
- 経年劣化や傷の影響で着色・退色しなくなることがある
→視力の変化とともに3年ほどでの買い替えがおすすめ
3.偏光レンズ
特徴と機能
反射光をカットしまぶしさをなくすレンズ。自然光は通しながら斜めから入ってくる光を遮断します。レンズの中に光の反射のみをカットする「偏光膜」というフィルムが入っています。
メリット
- 光の乱反射を抑えてくれ、視界がクリアになる
- 目が疲れにくくなる
デメリット
- カーナビやスマートフォンなどの液晶画面が見えにくくなる
- 熱や水分に弱く、破損してしまうことがある
4.調光偏光レンズ
特徴と機能
偏光性能と調光性能の2つの特徴をあわせ持っているレンズです。乱反射を抑えながら紫外線量に応じてレンズの色が変化します。
メリット
- サングラスを用途別に何個も持ったりかけ替えたりする必要がなく、様々なシーンに対応可能
デメリット
- 経年劣化や傷の影響で着色・退色しなくなることがある
→視力の変化とともに3年ほどでの買い替えがおすすめ - 通常の調光レンズよりも色が変わりにくい
- 流通量がまだ少ない
- ブランドによっては価格が高い場合がある
5.ミラーレンズ
特徴と機能
レンズが鏡のように反射加工されています。レンズのカラー濃度が濃いほど反射効果が高く、スポーツをする際によく使用されます。
メリット
- かなり強い日差しも抑えてくれる
デメリット
- 高温に弱い
- 裏写りをすることがある(光が顔側から入った場合、レンズがその光を反射してしまうこと)
実際に調光レンズを使ってみた。サングラスとの使い分けとは
筆者が実際に持っている
- カラーレンズ(一般的なサングラス 度なし レンズカラー濃いめ)
- カラーレンズ(一般的なサングラス 度なし レンズカラー薄め)
- 調光レンズ(度あり)
以上のサングラスを1時間ずつ使って過ごした感想をまとめてみました。
1.カラーレンズ(一般的なサングラス 度なし レンズカラー濃いめ)
筆者が使用しているのはレンズカラーがパープルのサングラスです。
カラーが濃いので、3つのサングラスのうち最もまぶしさが軽減されました。
ただ、目元の表情が読み取りにくいので、やや相手に威圧感を感じさせてしまうことがあるかもしれません。
また、筆者は目が悪く普段はコンタクトと眼鏡を使い分けて生活しているのですが、サングラスを使用する場合は必ずコンタクトをつけないと周囲をはっきり確認することができません。その点がやや手間だと感じます。
2.カラーレンズ(一般的なサングラス 度なし レンズカラー薄め)
一方、こちらのサングラスはレンズカラーが薄いです。そのため、まぶしさの軽減に関しては1のサングラスには劣ります。
ですが、目元がはっきりと見えること、ファッション性の高さはこのサングラスのいい点だと感じました。普段使いにぴったりです。
こちらも、サングラスを使用するときはコンタクトの使用が必須です。
3.調光レンズ(度あり)
〈レンズカラー変化前〉
〈レンズカラー変化後〉
最後にこちら。光のまぶしさの抑制力は1と2の中間ほどだと感じました。
そしてなにより特徴的に感じたのはレンズの着色の速さです。紫外線下にさらすと徐々に色が変わり始め、20秒~30秒で十分に着色しました。
これだと外に出てもすぐに紫外線から目を守ってくれ、安心といえますね。
一方、退色に関しては着色時よりも時間がかかりました。
室内に入り2~3分で完全にクリアなレンズに戻りました。
色の変化は穏やかで、突然視界が暗くなったり明るくなったりすることはありません。
特にレンズをかけていて色変化に関する違和感はありませんでした。
また、調光レンズは度付きであるものを簡単に眼鏡店で作成できます。ですので調光レンズ付き眼鏡さえあれば、サングラス付けたり外したりの手間やコンタクトを装着しなければいけないなどのわずらわしさなく快適に過ごすことができます。
ファッション性も高いです!
1・2・3のサングラスや眼鏡に関しては、場合に応じ使い分けることが大切ですね。
【利用シーン別】おすすめのサングラス
- カラーレンズ
:ファッション性を高く強い日差しから目を守りたいとき - 調光レンズ
:サングラスと眼鏡を兼用したいとき、屋内と屋外の移動が多いとき、サイクリング、旅行などに荷物を少なく眼鏡とサングラスを持っていきたいとき - 偏光レンズ
:車の運転、釣り、マリンスポーツ、ウインタースポーツ、キャンプ、ゴルフ、テニス、ランニングをするとき
※水に触れないように注意!
- 調光偏光レンズ
:調光レンズと偏光レンズの利用シーンすべてに当てはまる場合 - ミラーレンズ
:リゾート地、ビーチに行くとき、アウトドア、スポーツ全般を行うとき
【何色にする?】サングラスとレンズカラーの選び方
1.ブラウン系
まぶしさを防ぐ効果が高いのが特徴です。コントラストをはっきり出す効果もあります。顔の彫りを深く見せることもできます。
2.グレー系
こちらもしっかりまぶしさを軽減できます。光を均等にカットするため、色調変化が少ないです。自然な景色を楽しめるでしょう。
長い時間使用しても目が疲れにくいのが特徴です。
3.グリーン系
コントラストが下がりすぎず、こちらも自然な色味で景色や自然を楽しむことができます。目元や顔色を明るく見せることができるのが特徴です。
4.ブルー・パープル系
主に黄色やオレンジといった暖色系の、人間がまぶしいと感じるカラーの光をカットしてくれます。視界が柔らかく見えるようになるのが特徴です。涼しげな色味で、さわやかな印象で夏にぴったりです。
5.イエロー・オレンジ系
光をカットしながらも、視界をパッと明るくします。天気が悪く暗い外や室内での使用に適しています。
6.クリア系
色がついていなくても紫外線をカットすることができる商品もあります。
伊達眼鏡風にカジュアルに使用してみるのもよいのではないでしょうか。
自分に合ったサングラスを選ぼう
ここまで、サングラスの種類や機能について、実際にカラーレンズと調光レンズを使用しての感想やおすすめの利用シーンなどをまとめました。
サングラスには多くの種類があります。
それぞれの機能をしっかり理解し選択しなければ期待した効果が得られないことがあります。
この記事を参考に、デザインだけにとらわれずご自身の目的に合ったものを選択してください。